ジブリと生成AIをテーマに自分の価値観を知る

2025/03/29

価値観 世間話

t f B! P L

こんばんは、emuです。

今回は、ちょっとした長い世間話を。

今朝のニュースで「ジブリ風イラスト生成AI」が問題になっていると取り上げられてて。

生成するためのプロンプトに「ジブリ風」を勧めている動画を実際に見たこともあって、モヤモヤしてたんですよね。

なぜなら私も作品を作る側だし、子供の頃の思い出が汚されたように感じるからです。

今回の場合は、一般人の利用が「個人で楽しむ範囲は問題なし」になるのかもしれないけど、政治にも利用されているわけで。

この機会に、著作権に関しての認識を改める必要があるのかなと思います。

そして、こういうテーマについて考えることで、自分の価値観がハッキリ表れると思うんですよね。

知らないことは、恐ろしいこと

多くの人は、ブランド品の模倣品や海賊版を販売・購入することや、無断で著作物をアップロード&ダウンロードするのは罪だと知っているはずです。

でも大抵の人が、「著作権」って言葉だけを知ってる程度で、自分にはあまり関係ないと思ってるのかもしれません。

その点、自分で作品を作って販売しているクリエイターさんは、自分の作品を守るための知識として備えている場合が多いのかも。

過去の私は、「パクリや偽造は駄目だ」くらいの浅い知識しかなかったんですが、いつだったか、大人気のアニメキャラクターを無断でケーキに複製して販売した人が書類送検された事件を知って、事の重大さを知りました。

知らないということは恐ろしいもので、店側が堂々と販売を告知していたら、何の疑いもなく購入してしまうかもしれません。

本来、販売が可能なのは、キャラクターの著作権者とライセンス契約を結んでいる場合のみ。大手企業とのコラボでもない限りありえないってことは、ちょっと考えればわかることです。

わかることなんだけど、そもそも著作権について知らなければ、考えることもできないんですよね(⋯どうしたものか)。

でも、NFTアートや生成AIについては、これだけ著作権について騒がれているんだから、この先は購入する側も「知らなかった」では済まされなくなるのかも…。

世の中の情報を知らないのは恐ろしいことだけど、考えないことも、同じくらい罪なのかもしれない。

だからこそ、日頃から物事に関心を持ち、自分で考えることが重要なんだと思います。

「〇〇風」も「クロ」だと判断するのが無難

Instagramにも、アニメのキャラクターを描いて投稿している人は数多くいます。

自分の腕前をアピールしたいのかもしれないし、描くことの喜びを共有したいのかもしれない。ある意味、承認欲求を満たすにはもってこいの方法なんだと思います。

でも、既に「個人で楽しむ範囲」を越えてしまってるように感じるんですよね…(特にビジネスアカウントの場合)。

誰もが知っているキャラクターなら、見ている側としては、その腕前が分かりやすい。結果、描く側は好きなことで稼げる可能性にもつながる。

とはいえ、それを集客に使えば、直接的にキャラクターのイラストを販売しなくても、商用利用とみなされる場合もあるんですよね

それに、見ている側が既存のキャラクターだと認識できるものなら、さっきのケーキの件とn似たようなもので、ラテアートだろうが、キャラクタークッキーだろうが、自分流のタッチにアレンジして作画しようが、そのキャラクターの域を越えることはない。

料理みたいに、「〇〇風」だと言い張ってグレー(あわよくばシロ)にしようというのは、単なる言い逃れのように思います。なんでもかんでも「風」をつけたらいいってもんじゃない。著作権を侵害して利益を得ているなら、「喜ばせたかった」だなんて綺麗事は通用しないんですから(使用するなら、せめてパブリックドメインのものにすればいいのに)。

消費者側も、自分の身を守る意味で「限りなくクロに近いグレー」っぽいもの(いや、むしろグレーも)には手を出さない方が無難だし、作者の利益保護につながるように、そうした販売者から買わないことが重要だと思うんですよね。

そこに「リスペクト」はあるのか

フォロワー数の多い海外のアーティストさんも、自分で描けば問題ないと思っているのか、はたまた何も考えていないのか、日本アニメのイラストやグッズを販売しているのを見掛けます。

日本のアニメを好いてくれるのはいい。でも、ファンアートと言えば聞こえはいいけど、その動機が純粋なものか、自分自身に問う必要があるんじゃないかと思います。

動画などの広告収入を含め、アニメグッズに関する収益全部を著作権者に寄付して活動をサポートするなら、ガチのファンかもしれないけど…。

本当に作者へのリスペクトがあるなら、利己に走るんじゃなくて、普通にアニメ好きってことだけアピールすればいいと思うんですよね。

販売者も消費者も、思考を停止させるんじゃなくて、自分のやってることに疑いを持つ必要があるんだと思います。

万が一問題が起きても、自己責任なんだから。

秩序をもたらすのは各々の意識

多様性とか自由を履き違えていると、何でもアリだと錯覚するかもしれない。特に今の社会は、そのが色濃く映し出されているように思います。

でも、本来の多様性や自由は、秩序と責任の上に成り立つもののはず。少なくとも、私はそう認識してます。

「誰もが平等にAIツールを使って自由に創造できる」というのは、それはそれでいろんな可能性を秘めているけど、技術だけが独り歩きしていて、秩序が整うのが間に合っていない。だからこそ、各々で判断して使うしかないんですよね。

そんな混沌とした中で「ジブリ風イラスト生成AI」なるものが登場して、政治利用されたり、当然のように使用されているけど、その作風がそこまで成長するまでのプロセスを、使う人はどう捉えているんだろう。権利だけじゃなくて、作者や制作に携わっている人たちの気持ちは考えなくていいのかな。

個人的には、ジブリのアートスタイルから学ぶことと、ジブリ作品の世界観を壊すような紛らわしい画像を生成することの線引きは、必要なんじゃないかと思うんですよね。

ジブリが「ジブリ風イラストメーカー」なるアプリを開発して提供しているならまだしも、著作権者でもない第三者が「ジブリ」の名前と作風を大量模倣生産させることに疑問を持たず、ただ「楽しけりゃいいじゃん」で済ませているなら、ものすごく残念でなりません。

それでも、各々の意識次第で秩序を整えることは可能なんじゃないかって理想を、ここで投げておこうと思います。

結果、私は…

⋯まぁ、こうやって鼻息荒く書いてしまうのは、私が真面目で、感情的に物事を捉えるタイプだからなんだと思います(笑)。

大切なものを守りたいし、そのためならジャッジしまくって物事のバランスを取りたい。

そして、自分の正しさを訴えたい(…だから人間関係が 笑)!!

今回のテーマで、また改めて自分という人間についての理解が進みましたとさ。

ちゃんちゃん♪


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自分らしい人生創造について探求しながら発信活動をしている田舎在住の主婦

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