こんにちは、emuです。
そのきっかけは、子供の頃に言われた何気ない一言、憧れの芸能人との比較、あるいは、周りの友達との違いを感じたことなど、様々だと思います。
私が抱えていた悩み
くせ毛で広がりやすい髪、つり上がった目、カモメのようにつながった凛々しい眉、出っ張った頬骨、そしてアトピー体質…。
私はこれらの自分の特徴を、いじめられる原因のひとつなんじゃないかって、思っていました。
なぜなら、特につり上がったキツネ目は、「意地が悪い」という固定観念が存在していたし、肌質は見た目があまり良くないからです。
ささやかな抵抗
私は自分の外見を変えたくて、中学時代はヘア雑誌を読みまくっていました。
そして、重苦しい黒髪をほんのり茶色にしようと、カラートリートメントや脱色スプレーを試していたんです。
でも、効果はほんのわずか。光が当たると、なんとなく明るく見える程度です。
ところが、運動会の練習をしていたある日のこと、少しヤンチャな同級生(昔懐かしのヤ◯キーさん)からトイレに呼び出され、「アンタ、ちょっと髪色明るいんじゃない!?」と、強めの忠告を受けました。
結局、ビビリの私は髪色を戻すことに。翌日、不自然なまでに緑がかった黒髪で、登校しました(笑)。
もちろん校則違反なんだから、当然のことですけどね。高校受験もあることだし、仕方なく「ヘアアレンジ」で乗り切ることにしました(で、高校生になって髪色チェンジを再開する)。
今思えば、何も言わない先生よりも、ヤンチャな同級生の方が校則に厳しいなんて、面白いですよね。
おしゃれは命がけ?
社会人になってからは、学生時代の縛りから解放され、髪色や髪型を自由に変えられるようになりました。
美容師の仕事にもチャレンジして、散々、カラーリングやパーマを楽しみました。
とはいえ、「おしゃれは命がけ」という言葉があるように、特に肌が弱い私は、自分のスタイルを貫くために様々なリスクを背負うことに⋯(頭皮がただれたり)。
こうしてコンプレックスに抗い続けた結果、40歳を迎える頃には、カラーリングもパーマもできなくなりました。
理由は、アトピー性皮膚炎の悪化です。
コンプレックスと向き合う
「一体、私はどうすればよかったんだろう? 」そう考えるうちに、ようやく答えにたどり着きました。
それは、自分の生まれ持った資質を受け入れ、自分に合うおしゃれの方法を見つけること。
周囲の価値観にとらわれず、自分が心地良いと感じる方法を選ぶことが大切だったんです。
自分らしさを大切にする
アトピーという肌質を受け入れ、肌に優しいケアを心がけるようになった結果、今では髪も肌も健康を取り戻しつつあります。
それに、以前はつり上がっていた目も、年齢を重ねるにつれて、穏やかな表情に見えるようになった気が(笑)。ボリュームのある髪も、まとめ髪で楽しめますしね。
眉毛は、高校時代に抜きすぎて、欲しいところに毛が生えなくなりました(全ゾリしたら生えるかなと思ったけど、無理でしたね 笑)。
捉え方ひとつで、コンプレックスだと思っていたものが、個性として受け入れられるようになりました。
自分自身を大切にし、ありのままの自分を認めることで、自然と心の状態も変化していくんですね。
私は、今の自分が大好きです。
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