こんにちは、ミオドットエムです。
以前、こちらの記事で、文章の販売にチャレンジしたことをお伝えしました。
さて、その結果、どうなったのかと言うと...全く売れず、noteでの販売はたった1ヶ月で停止しました。
これだけ聞くと、「完全に失敗」だと思うでしょう?
でも、今の私にとっては、この「売れなかった」という現実こそが、逆に良かったんです。
note販売が1ヶ月で即停止した「意外な理由」
売れなかった文章。その原因は、単に「読者のニーズがなかった」からだけではありませんでした。
一番の理由は、私自身の「中途半端な気持ち」が文章に反映されていたからです。
実は、あの文章は本来、POD出版(プリント・オン・デマンド出版)のために書いたものでした。
「書籍として出すには、このネタは少し出し惜しみしておこう」
「次に出版する時のために、このノウハウは温存しておこう」
そんな「次の出版の心配」をしながら、100%じゃないものを販売しようとしていたんです(笑)。
それに、「noteが今、アツいらしい」というので、試してみたくなったのも正直あります(苦笑)。
でも、売れなかったことで、中途半端な自分の心に喝を入れることができました。
なぜ今、「完璧」なPOD出版にこだわるのか?
文章販売を停止してから2ヶ月。私はずっと自分の文章と向き合い続けています。
POD出版は、今や商業出版にこだわらないなら、誰もが簡単にチャレンジできる時代になりました。
特に最近では、巷で「AIを使って出版」なんて副業も流行しています。出版点数は増え、埋もれてしまう確率は、以前よりも遥かに高くなっているでしょう。
でも、だからこそ、私は「完璧」な一冊を目指して、丁寧に仕上げたいと考えています。
私が今目指す「完璧」とは、部数が伸びることではありません。
読者が求めている情報に対して、出し惜しみなく100%応えているか?
「この本に出会えて良かった」と思ってもらえるクオリティになっているか?
この2点を追求することだと考えています。
かつて4年前に、初めてPOD出版にチャレンジした経験(お試しのつもりだったので今は販売停止)があるからこそ、今回は本当に読者の心に響くものを届けたい。
自分の「エゴ」や「次の心配」を捨てて、今持っている知識と経験の全てを注ぎ込みたいんです。
終わりの見えない「完璧」を追いかけて
「完璧」を求めすぎると、いつまでも終わりません。でも、もうしばらく時間がかかりそうです(笑)。
本当はわかっているんです。この一連の作業を一人でこなすのは、大変だってこと。
だって、私は編集やデザインのプロではないんですもの。
商業出版なら、その道のプロ集団が関わるので、最高の一冊を生み出せるでしょう。
それを素人がやろうとしてるんですから、私が求める完璧さなんて敵いっこありません。
それでも、このチャレンジをやめることなんてできないんですよね。
たった一馬力で作り上げる本ですが、「ミオドットエムの熱量と思いが詰まった一冊」を、必ず形にしてみせます。
完成の際には、またご報告させてくださいね。

